黙想の海2013年10月15日

波もなく静かな海で、一人釣りをしている人がいました。 広く開けた空には雲が広がり、遠く岬が連なっています。 カラーで撮った風景は、その場へと意識を向かわせますが、 モノクロでの風景は、逆に内側へ入り込んでいくような気がします。

コメント

_ Ricky007 ― 2013年10月15日 23:57

名言ですね。
カラー写真は、モノクロに比べて表現できる情報量が圧倒的に多いので、ある意味、想像力を奪ってしまう...一方で魅力的なモノクロ写真には、その世界に入りこんでしまうような魔力があります。
色に頼れない分、考えることも多くなり、撮影も難しくなりますが...
例えばですが、この風つかいさんの写真も、カラーだと人物をもう少し大きく写すべきってことになるんでしょうが、モノクロだと、この小さな人物に視線が行き...見事なバランスになっているのだと思いますね。

_ 黒顔羊 ― 2013年10月16日 00:00

そうですね、おっしゃること、よくわかります。
色のないB&Wはより内省的な気分になりますね。
写真はPhotograph、つまり光画ですから、本来、色はいらない要素なのかも・・・
なので、フィルムで撮るときは半分以上B&Wフィルムを詰めてますよ。^^

_ 皐月の樹 ― 2013年10月16日 23:09

これもまた、何とも印象的な絵ですね~!
内海の穏やかさと、外海の波立ち、空の薄曇の中の光の塊・・・
そして、防波堤に一人の釣り人・・・
物語の1ページです!

B&Wであるがゆえに、画作りに妥協がないですね~!
質感とシルエットのみで描く世界、たまりません!^o^/

_ 風つかい ― 2013年10月17日 11:26

Rickyさん、ありがとうございます。

言葉足らずの文章を汲んでもらい助かります。そうなんですよね、
情報が少ない分想像の力が働くのだと思います。自分の中でも
モノクロの絵の方が見詰めている時間が長いような気がします。
確かにボツの写真の数が圧倒的に多いのですが(笑)

_ 風つかい ― 2013年10月17日 11:48

黒顔羊さん、コメントを頂きながら遅くなり申し訳ありません。

ちょっと仕事面で考えることがあって余計内省的になっているのかもしれません(笑)モノクロでの写真は朝焼け夕焼けの風景を撮っても面白いものにはならないし、逆に何気ないものを撮る中に光るものが見つかったりで、かなりてこずります(笑)

_ 風つかい ― 2013年10月17日 12:01

皐月の樹さん、忙しい中コメントをしてくれてありがとう。

アメリカでの仕事、大変そうですね。熱意でこなしていっていることと思います。遠くで何もできませんが、きっとうまくいきます。

モノクロは自家現像で作業が増える分、作り上げるという感覚がより強いので、選別も辛めになります(笑)決していいものという事ではないのですがより自分の心象風景を投影するんだと思っています。

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